映画について
マルキ・ド・サドが原作の「悪徳の栄え」って映画ご存知ですか??(最近始まりこればっかやな。。。)昭和10年、まだ日本が階級社会だった時のお話です。
日本では岸田理生が原作で、日活が映画化してます。そして何と言っても監督が実相寺昭雄!!これはでかい。
あらすじは、主人公の不知火鬼一は、侯爵であると同時に元犯罪者(前科者)ばかり集めた「不知火劇場」の団長です。
自らの演出でマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」を妻の珠江主演(ちなみに珠江は売春婦)、脇はすべて他の犯罪者の劇団員でしめた舞台劇として上演しようとしていました。目的は「観客に犯罪という快楽を味あわせ、毒の種をしこむんだ・・・」。(素敵ーーー!!)
で、不知火侯爵は究極というか、もう変態に近い真性のSでして、劇団員の犯(人名ね)に命じて妻を犯させるという舞台裏の演出します。それを見て楽しもうというわけです。しかもほとんど脅迫で、その時の会話が、
犯「私が、奥様を・・・!?」
侯爵「そう、犯すんだ」
犯「・・・できません!!」
侯爵「君は泥棒だったんだろう?なら私の妻を盗むことも簡単な筈だ」
犯「・・・」
侯爵「私にも色んな友達がいる。今君をここで抹殺しても、もみ消す位の権力はある」
というものでした。
amazonのレビューでは、「サドの原作を劇中劇にして、昭和初期、2・26事件直前の貴族の退廃をエロティシズム濃厚に描いた実相寺昭雄監督ならではの異色作。倒錯と欲望と退廃を徹底的にスタイリッシュな映像美で捉えながら、そこから導き出されていく狂える孤独感をも巧みに描出。気品と狂気をあわせ持つ清水紘治の名演も特筆しておきたい。」となっています。
ほんとその通りなんですけど、「??なんかよくわかんない」って言う人と、「スゲー!!」って人に分かれそうな作品です。「スゲー」って人が増えてほしいんやけどなぁ。
非常に哲学的かつ文学的で、映像も綺麗なのでそういうのが好きな人にはおすすめです。
何でこの映画を突然取り上げたかというと、単に主演の清水紘治さんが好きだからです。舞台役者さんなのでそこまで有名ではありませんが、こういう狂った貴族という役にはピッタリすぎて鼻血でそうです。「気品と狂気」ってのが最高に似合う男だ。
こんな内容ですが、別に全くエロくはありません。私が一番エロいと思ったのは、侯爵が珠江にペディキュアを塗るシーン。何か知らんけど、変なエロティックさを感じました。その時の珠江のセリフが、
「冬が近づいてきてから、空気が澄んで、夕焼けが、綺麗・・・・・・」たまらん。
清水さんと実相寺昭雄監督いえばもう一本、「宵闇せまれば」。
あらすじはgoo映画からひっぱってきました。
宵闇迫る頃の、とあるアパートの一室。この時間は大嫌いだという、四人の学生が集っている。マサアキ、ヤナ、サミーの三人の男子学生と、ジュンである。遊びにも飽きた頃、ちょっとしたミスから、ガスの栓がはずれてしまった。勢よく吹きだすガス。その時、一人が提案した。「ガスを出しっぱなしにして、誰が一番最後まで部屋に残れるか、賭けをしよう」・・・こうして四人のゲームが始まった。 「俺たちは不幸な時代の人間だ。強制収容所もなければ、特高警察もない。人間の限界をはかる極限状況がないんだ。だから、こんな遊びで極限状況をつくって、宵闇迫る、いやな時間をつぶしているのさ」
一人抜け、二人抜けて行く。だがこの頃から、ゲームは遊びではなくなった・・・。
白黒映画ですので、4人の危機感が逆にひしひしと伝わってきます。見終わった後は、「・・・生きててよかった・・・」と思えるかもしれません。
これも哲学的なお話です。悪徳の栄えほど文学チックではありませんが。
何日か前のブログで生死論みたいなん書きましたが、そういうのに興味ある人は是非見て欲しいです。かなり考えさせられること請け合いだと思います。ちなみにこの映画も最後は「狂気」ですね。
私は普段映画はあまり見ませんが、こういう話の映画がどんどん出てくれたらなーって思います。いつか、誰かと実相寺作品について語り合いたい!!イケてるメンズとともに募集中です!!!
ハナミズキ
社会保障論の勉強がひと段落したので書きます。
今日の環境経済学は絶対落としたわ・・・↓まぁええわ4単位くらい!!
昨日はブログのデザインいろいろいじって遊んでたからなぁ。すいません、本当に飽きっぽいんです。でも今回は結構気に入ってるのでしばらくそのままにするかもしれません。→のプロフィールの絵も変わったでしょ?
これは分かり難いかもやけど、フラワーにがっつくたぬきマリオです。
マリオ好き+たぬき好きの私はまさにこの絵にがっつきました。きもいけど可愛い。
今日のテストが終了して、池内スモーキングエリアにて恋愛大臣(仮)といろいろ話す。いっつも話きいてくれてありがとうね★★二人で一生懸命ゲーム理論を使って恋愛がうまくいく期待値を算出しようとしてました。何やってんやろ。22にもなって。
君の果てない夢が ちゃんと終わりますように
君と好きな人が 百年続きますように
一青窈の「ハナミズキ」の歌詞の一部です。私がこの歌詞の中で、一番好きなとこです。
この曲は聴けば聴くほど深いなぁ、って気がします。歌詞も、メロディーも。そして、思い出の曲でもあります。
自分よりその「君」の幸せを願う・・・ってとこがほんと切ないんですけど。
これが出来るんなら、一端の大人ってことなんだろう◎私は出来てるようできっと出来てない↓
僕の我慢がいつか身をむすび 果てない波がちゃんと止まりますように
君と好きな人が百年続きますように
春学期終了
明日は4単位の専門科目の試験が2つもあるため、経済学的なことを勉強しすぎて頭がおかしくなりそう。
環境経済学とアジ経の勉強してたけど、行き詰ってきたので気晴らしにブログ書きます。
気晴らしといえば、弟と一緒に勉強してるんですけど、勉強に疲れたら「嫌いな奴からの着信音何にする?」という議題で盛り上がったりしてました。アホや・・・。
ちなみに弟は内蔵着信音の「王家の末裔」とか意味不明な音楽を嫌いな奴からの着メロにしてます。
あと、カタコトの日本語が話せる外人の物真似とかして遊んでました。
そういえば弟が高校生の時、クラスにカナダ人の留学生が来たらしいです。全く日本語話せない癖に、その時流行してた大富豪のルールだけ覚えて帰ったらしい。
しかも、「ヤギリ!!」とか大富豪単語だけはばっちりだったそう。
若干クレイジーで、日本史の時間、先生が話している時に突然立ち上がり、
「ヘイアンジダーイ!!センゴクジダーイ!!エドジダーイ!!!」とか叫びだし、困った先生が「ナタニエル君は、江戸時代が好きなのかな?」と訊いたところ、「YES!」と言って座ったらしい。その話聞いたときは笑いとまらんかった。
怒涛の春学期終了。
あっという間に終わってしまった・・・。
ゼミのプレゼンやディベートで何かと勉強することが多くて大変だったけど、楽しかった◎
そして何かと出会いの多い3ヶ月でした。
一番大きかったのは、やっぱゼミ☆
特にディベートメンバー。濃いメンツが集まったため、勉強会でも「お前中国帰れ!!」「黙れ!」等と喧嘩とも思えるような雑談ばっかりやったなぁ。
対戦ゼミとの合同飲み会でも、「あんた男の癖にビール飲まへんの」「何頼んでるん」とかT氏を苛めすぎ、最後にはT氏は「Nちゃん、、、これ頼んでいい?」と私に許可をとってくるようになってた。笑
でもそれで仲良くなれたのは本当に良かった。
次の飲み会めっちゃ楽しみ★てかそれだけが楽しみで今がんばってます↑↑
顔がばれない程度に・・・。
秋学期の終わりから就活とかしなきゃいけないから、今のうちに遊んどこうって計画は功を奏した◎
夏は何しようかな??
今日の一言:
「あっ!このきもい曲渡辺からの着信音にしよう。」(弟)
人生の持ち時間
ガンジスから贈られるさまざまな心象は、
俺に「自分の人生の持ち時間」ってやつを意識させる。
日常の流れの中では忘れてしまいがちだが、人生は無限じゃない。
「人生の持ち時間」は、限られている。
誰にとっても、「終わり」へのカウントダウンは確実に始まっている。
まだまだやってみたいことも、逢ってみたい人も、
行ってみたい場所も、見てみたいものも、
食べてみたいものも、知りたいことも・・・
いっぱいいっぱいある。
そして、「自分の生まれてきた目的」を知り、成し遂げなければ、
という使命感もある。
このままじゃ終われないぜ。
やったる!
BY タカハシアユム
恋愛とは経済学だ!~Vol.2 規制緩和~
恋愛とは経済学だ!2号です。
このコーナーは、私のテスト勉強の復習のために書いてる感もしないでもないですが、そんなことはありません。
みなさんにとっつき難い経済学という学問を、恋愛に例えて分かりやすく説明しようというのが狙いです。いや、ほんとです。ほんと。
では、今回の「規制緩和~競争の導入による市場の活性化~」、がんばりましょう。
Vol.2 規制緩和~競争の導入による市場の活性化~
みなさんは規制緩和という言葉をご存知ですか?ここ数年、郵政民営化や電力自由化が話題になっているので聞いたことがある人も多いと思います。
国営企業が存在する、もしくは市場がある企業によって独占状態にある場合、政府が存在する何らかの規制を緩和し、別の企業に市場に参入させることによって企業間の競争を導入し、市場を活性化するというのが規制緩和です。
簡単にいえば、競争相手がいないと、企業が王様的な経営をする傾向にあるので、競争相手をその市場に送り込み、サービスの向上や料金の低下をさせるということです。
その規制緩和には民営化と自由化があり、郵便局や国鉄など国有化されている企業を民間に売り渡すのが民営化、民営企業ではあるが市場が独占状態にあるので、政府が何らかの処置を施し、部分的に他企業との競争を認める、というのが自由化です。
これは経済学の大前提で基本中の基本、ゲーム理論より常識です。
さて恋愛における規制緩和を検証してみましょう。
私とA君はナッシュ均衡が実現されず、ずるずると関係が続いて三ヶ月がたちました。
ここで問題が生じます。クズネッツの逆U字仮説により、「ときめき度」は「出会ってから今までの年月」に反比例して減少していきます。
クズネッツの逆U字仮説とは、一般に、経済開発のある段階まで所得分配の不平等度は拡大するが、その後縮小していくという仮説のことです。
これは環境経済学でいうと、所得分配の不平等度は環境汚染になります。
ここでこの仮説を恋愛という事象にあてはめてみると、所得分配の不平等度は、ときめき度になります。経済開発のある段階は、三ヶ月のことです。
何で三ヶ月なのかというと、一般的に「三ヶ月めのジンクス」とかいうからです。それ以外に特に理由ありません。
つまり、出会って最初の三ヶ月は、私のA君に対する「ときめき度」は上昇しますが、その後、下落していくということです。
この仮説により、二人の関係は徐々に冷えていきます。
ここで有効なのが競争の導入です。A君=国営企業だと思ってください。
A君は今のところ競争相手がいないので余裕ぶっこいているため、駆け引きをして連絡をしてこない等の王様的な経営をしています。
そこでA君に「実は他の男に言い寄られてるねん」等と、市場に競争相手がいることを仄めかしてみましょう。
さきほどの復習ですが、規制緩和をするとサービスの向上など利用者にとってメリットは増えます。ちなみに利用者=私です。
「三ヶ月目のジンクス」で冷めていた二人ですが、「競争相手がいる」と分かるとA君はサービスの向上を始めます。具体的にはメールを毎日送ってくる、飲みに誘ってくる等です。
それにより利用者=私が被るメリットは増大するでしょう。
「規制緩和したからと言って、A君がサービスの向上をするとは限らないやん」と思われる人もいるかもしれません。
ここで説明したいのが、コンテスタブル理論です。
コンテスタブル理論というのは、仮に市場に競争相手がいなくても、規制緩和により他企業が競争に新規参入することが認められているため、サービスの向上などを怠ると既存企業は利用者を新規参入してきた他企業に取られてしまう可能性があります。そのため、既存企業は「競争相手がいる」という脅威によってサービスの向上をせざるを得ないという理論です。
このコンテスタブル理論に基づき、A君は競争相手、つまり他の男に私をとられてしまうという脅威から、サービスの向上をせざるを得ないのです。
お分かりいただけたでしょうか。
競争の導入とコンテスタブル理論に基づき、「私=告らない・A君=告る」という最適なナッシュ均衡を導き出してください。
「そんな答え、心理学的に考えて当たり前じゃない?」と思われる人もいるかもしれませんが、心理学など答えが出ないものと違い、当たり前のことを合理的、数学的にデータに基づいて算出するのが経済学です。
それでは次回は「不確実性の下での不可逆な意思決定」に基づいて恋愛というものを述べていきます。
いつ告るかタイミングを迷ってるあなた、必読です。
お楽しみに!
恋愛とは経済学だ!~Vol.1 ゲーム理論~
さて、おまちかね、「恋愛とは経済学だ!」のコーナーです。
このコーナーでは、私は曲がりなりにも経済学部生なので、恋愛を経済学的に、かつ合理的、数学的に解釈していきます。
読んでたらいいことがあるかもしれないし、ないかもしれません。役に立つやら立たないやら。
Vol.1 ゲーム理論~チキンゲーム~
ゲーム理論は、大学生、特に経済学部生なら常識の範囲で知っている分野です。ゲーム理論とは、戦略的な考え方を論理的、数学的に記述したものです。
京都議定書問題や郵政民営化問題などを例に出して、考えられる戦略的状況と、そこで予想される戦略的行動を推測することが多いです。
ゲーム理論の中にも色々あって、「囚人のジレンマ」やら「チキンゲーム」などがあります。
今回は「チキンゲーム」を元に恋愛を考えていきたいと思います。
分かりやすく言えば、お互いの「度胸」を示そうとするゲームを「チキン・ゲーム」と呼びます。例えば、お互いの車をスタート地点に並べ、信号が青に変わるや否やレースを始めます。
交差点や赤信号もお構いなく、全力疾走です。もちろんこれは大変危険な行為であって、事故に遭うことは目に見えています。この危険なゲームに最初に根をあげた方が「チキン(臆病者)」となるわけです。
数字は、レース後のそれぞれの自分の行動に対する満足度だと思ってください。
Aの行動\Bの行動 |
逃げる |
逃げない |
逃げる |
(-3・-3) |
(-7・0) |
逃げない |
(0・-7) |
(-10・-10) |
それでは、二人の行動の可能性を考えて見ましょう。
「可能性1:Bが逃げる」
この場合は、Aにとっては「逃げない」が最良の選択です。Bは先に根をあげたことによって、面目を失うからです。
「可能性2:Bが逃げない」
この場合、AにとってBにまともに付き合う事は得策ではありません。レースが続けばいずれ両方が事故にあって、最悪の結果となってしまうからです。
したがってAは最悪の結果を避けるために「逃げる」を選択しなければなりません。
此処からややこしくなるけど、ついてきてね!!
例えばここでは、「Bは逃げる」という予めの予想が与えられるものとしましょう。レース前のこのような予想はもちろん不確定要素を含むものであって、結果を保証するものではありません。
しかし「この予想が信頼できるものと仮定する」、そうした予測的態度をこの分野の研究者の名に因んで「ナッシュの予測」と呼びます。
「ナッシュの予測」は、「相手は当初の予測の通りに行動する」という内容の「予測」であり、それに基づいて導かれる自らの最適戦略を「ナッシュの反応」と呼びます。
上の例でいえば、「Bは逃げる」という予めの予想があったとします。
Aが「ナッシュの予測」を行うならば、「Bはその予想通りに逃げる」と考えます。その考えのもとでの合理的な戦略は「逃げない」であって、これがAの「ナッシュの反応」となります。
「A=逃げない・B=逃げる」および「A=逃げる・B=逃げない」が、お互いの視点から見て最適な戦略となります。お互いにとって最適なのですから、誰もこの状況を変えようとは考えていません。したがって状況はこのまま固定化します。
こうして生ずる状況の固定化を、社会科学では「均衡」と呼びます。また、「ナッシュの予測」→「ナッシュの反応」によって導かれた均衡を特に「ナッシュ均衡」と呼びます。
私\A君 |
告る |
告らない |
告る |
(-50・-50) |
(-100・0) |
告らない |
(0・-100) |
(-150・-150) |
それによって事前の予想情報を入手し、適当なナッシュの予想をすることにより、最適なナッシュ均衡が実現される可能性が高くなるといえます。
しかしナッシュ均衡は一つではありません。(この場合、私にとってはA君が告ってくれるということ、A君にとっては私が告るということ)
お互いが最適なナッシュ均衡にこだわり過ぎている場合、ダメージは150となりますから、自分から告るよりダメージは大きくなります。
このため、仮に「A君はいつもぼんやりしてるけど、やる時にはやる男やで」というナッシュの予測が外れた場合、つまりいつまでたってもA君が告ってこない場合は自分から告るのが最適なナッシュ均衡といえます。
このケースにおいて、経済学的に最適な戦略的行動は、
・友達に情報を流してもらって協力してもらう。
・相手がはっきりせん場合は、いつまでも待たずに自分からいく。
です。
※ちなみにこのゲーム理論は「付き合うかどうかの微妙な二人」を前提にしているため、完璧な片思いの人には有効じゃないかもしれません。ご了承ください。
次回は「規制緩和~競争の導入による市場の活性化~」に基づき、恋愛を解釈していきたいと思います。お楽しみに!
Song For
さっき、読売テレビで自殺志願者の特集みたいなんやってました。
最近流行ってるじゃないですか、ネットで自殺仲間見つけてみんなで自殺、みたいな。
出てる人出てる人みんな、口をそろえて「リストカット何回した」「大量服薬したことある」「消えたい」等と言ってたけど、私はこんな人たちに腹が立って仕方ないです。
私は自殺する人は心が弱いとは思わないけど、中途半端な自殺未遂を繰り返しているような人は心が弱い、ってか甘えてると思います。
何か辛いことがあったんだろうけど、本気でそれが辛くて死にたい人は死にます。誰だって一度や二度、死にたいと思うくらい辛いことは経験してます。
でもそれで、生きることもしない、死ぬことも出来ない、自殺未遂という中途な結論で自己満足してるなんて甘えにしか過ぎないと思う。
と、こんなことを考えるようになったのは最近なんやけど。
この3月の末、私のおじいちゃんが脳梗塞で亡くなりました。享年89歳でした。
私はおじいちゃんが倒れて入院してすぐにイギリスへ発ち、帰国すると同時に亡くなったので、1年間会えずじまいでお別れという形になってしまいました。
1年前、私がイギリスに行く前、おじいちゃんが入院したての時お見舞いに行きました。
いっぱい点滴つけて、鼻からチューブ通して、足は骨折していたのでギプスをはめてて、昔の面影がない位やせてて、もう見てられなかった。
言葉も喋られないし、目もほとんど見えてない。
記憶も曖昧で、でも私のことはちゃんと分かってくれて、言葉にならない言葉で「遠いところからよう来てくれたな。往生したやろ」と私をねぎらってくれたおじいちゃん。
私がイギリスに行ってからは、「えりなはどうしたんや」といっつもお母さんに訊いてたおじいちゃん。
もう動かない手で私にお小遣いをくれようとしてたおじいちゃん。
でも私が手を握ると、びっくりする位強い力で握り返してきて、私はその時初めて「おじいちゃん、生きたいんだ」と気づき、人間の強さというものを感じました。
薬のせいで昏睡状態の時、おじいちゃんは夢を見たらしいです。
本当によくある怪談話みたいなんですけど、もう既に亡くなってたおじいちゃんのお母さんとお兄さんが、川のむこう側から「おいで」と呼んでいたそうです。
最初行こうとしたけど、「おじいちゃんはその時行ったら死ぬって思った」らしく、引き返してきたとこで目が覚めたらしい。
バイクの事故で足を骨折し、肺がんになり、最後には脳梗塞。しかも老人。
誰が考えても「危ないな」って状況やったんですけど、自分の老い先が短いと分かっていながら、おじいちゃんは生きようとしてたんです。
こんな経験をしてから、生きようとして死ぬ人もいるのに、命を軽く扱うような自殺ごっこを繰り返す人をどうしても私は肯定できません。
そして、全国の自殺志願者たちにこの言葉を贈りたい。
あなたが無駄に過ごした今日は、
昨日死んでいった人があれほど生きたいと願った明日
Song For.../HY
核
みなさん、「LOVE&FREE」って本ご存知ですか?
タカハシアユムって人が書いてるんですけど、早い話旅記録です。
新婚旅行に奥さんと二人で世界一周旅行やで!?うらやましー。
何か私もはじめはこの人のこと全然知らなかったんですけど、ロンドン友のユウキって奴が私が帰国する日に、餞別に大切なこの本をくれたんです。泣いてまいました。ちなみにユウキは爆破されたLiverpool St.に住んでます。心配だ。
さて、この本は詩集みたいになってて随分アツイ本なんですけど、この中で私がお気に入りの詩がこれ。
核
たくさん食べることはない
一匹の魚を骨まで味わってごらん
そのほうが、本当のおいしさがわかるから
たくさん読む必要はない
一冊の本を文字が溶けるまで味わってごらん
そのほうが、本当のおもしろさがわかるから
たくさん愛する必要はない
ひとりの人を心ゆくまで愛してごらん
そのほうが、本当の愛がわかるから
LOVE&PEACE!!
昨夜は気が動転してあまり眠れず、今日は朝から英語のプレゼン。
終わったら社会保障論と商法をサボって家に直行、財政トピックスのレポートを仕上げ、1時間仮眠をとってバイトにむかう。AM0:00帰宅。
死ぬかと思った。バイトでは色々とミスするし。もうちょっとしっかりしなあかんなぁ。
ロンドンに住んでいるかんじ君というデザイナーの友達から、昨日送ったメールの返事が来ました。
きっとみんな大丈夫な筈だ。
はろー、エリナちゃん。
心配ありがとう。 こちらは大丈夫です。
一時は騒然となったけど。国の対応&人々の態度。この国の強さを感じました。
とりあえず、こんな事態が二度と起こらない事を、願って!
LOVE!!!&PEACE!!!!
かんじ
今日の一言:
ゼミのOBさんの、就職についてのお話の途中。
「いやー、金融機関はね、ノルマっていうのがあって、道端に止まっている車持ち上げろとか、鼻からスイカ出せっていうのと同じくらい厳しいんだよね。
え?もちろん、新人は鼻からスイカ出さなきゃ・・・
ていうか、だ・・・出す!!!」
※余程金融機関の仕事はキツイんだな、と分かるコメントでした。
雑談大会
ゼミ合宿の班でテーマを決めなきゃいけなかったので、チャペルの時間に集合。
マジメに「やっぱテーマは民営化かなー・・・でも殆どやりつくした感あるよね」「電話産業(NTT)とか鉄道(JR)の民営化って意外に出てなくない?だけどありきたりで面白くないかな」「国立の学校民営化とかもいいかも」とか話してたのは最初の5分くらいで、それから3限まで意味もなく雑談。
一番面白かったのは、ゼミ活性化のため、ゼミ内カップルを作ろうという企画。委員は私とYとKくん。
こういうしょーもないことをマジメにやってる時ほど楽しいことはない。
ゼミの名簿をわざわざ出してきて、彼氏・彼女がいる人の名前の横に×印とかつけて、残りのメンバーで作ることになった。
結局、一人一人に「ゼミで誰が一番いいと思う?」と訊いていって、一致した二人をくっつける方向で。
そしてゼミ合宿の夜肝試しをやることになり、Kくんは合宿委員なので勝手に肝試しのペア決めをしたりしていた。あほか。笑
話が盛り上がり、「じゃあ夏休み、ゼミで仲いい男女数人で旅行にいこうよ!」という流れに。
「メンバーは・・・Y、Kくん、M、えりな、Aくらいかなー」
「行き先は、温泉かなぁ。兵庫県の北のほうとか」
「いつ行く?やっぱ8月?」
「俺インターン行くし8月頭がいいわ」
「ってか、M実家に帰るとか言いだしそうじゃない?」
「あいつ実家どこやっけ?」
「大分」
「じゃあ、みんなで大分行こうや!青春18切符で」
「いいねー。大分別府温泉とかあるやん。1日目Mの家泊まって、2日目別府温泉行こうや」
「Mのお父さんとお母さん、こんな大人数で押しかけたら迷惑ちゃうかな」
「関西から友達がわざわざ遊びに来てくれるのって、親にとっては嬉しいんちゃう?大丈夫やって」
「そうやんな。お土産買っていこうやー」
「関西ならではのものにしよう」
「たこやき味のプリッツとかいいんちゃうん」
「じゃあ、私レジュメ作ってみんなに配るわ」
「めっちゃ楽しみー!テスト頑張れそう」
ここではっきりさせておきたいのが、Mにはまだ何の承諾ももらってないということ。彼は何ひとつこの企画について知りません。笑
勝手に話すすめすぎで、ほんまに笑えました。でもこんなノリが大好きです。
今から一眠りして、レポート作りに励みます。
夏が楽しみだ★
今日の一言:
私「こないだのゼミ女子コンで、みんなにゼミで誰が一番いい?って訊いたら、『院生のSさん』『先生』とか言って、逃げに走ってたわー」
Kくん「何逃げてんねん。真剣に選べよ。
こっちは真剣なんじゃ!!」