NANAについて語る
久しぶりに「NANA」を読み返してみた。そういえば少女漫画ではNANAも持ってた。
絵とかやっぱり「少女漫画やなぁ~」って思ったりするけど、やっぱり綺麗だし、何と言っても京介がかっこいい!!ストライクゾーンドンピシャだ。
で、この主人公の(小松)ナナなんやけど、最初「甘ったれた女やなぁ」ってあんまり好きじゃなかったけど、見れば見るほど感情移入してしまった。特に彼氏の章司と浮気相手のサチコが抱き合ってるシーンを目撃しちゃって、(大崎)ナナに「てめぇの男だろ!取り返せ!」とか言われて、「いらない。もう、顔も見たくない・・・」と泣くシーンでは一緒に号泣してしまいました。
で、その後の
「裏切りを許せる程大人にはなれなくて 傷ついてもすがりつける程一途にもなれなかった」
って台詞もまじで同感。
翌日淳ちゃんに「恋愛だって人間同士の関わり合いなんだから、相手を思いやれなきゃうまくいきっこないよ」と怒られてるナナが不憫不憫で・・・。淳ちゃんの言ってることもほんとに分かるんだけどねぇ。その通りなんやけど。
その後ノブやタクミと付き合って、結局タクミと結婚して幸せなんかと思いきや、
「章司のことを思い出すと未だに胸が苦しい」
「章司が何を思ってふたまたかけたのか何も知らないから、章司といて楽しかった時のことまで、全部辛い思い出になっちゃったんだよ」
とある日淳ちゃんに告白します。ここも同感ポイント。でも大事なのはその次の台詞。
どこまで本当でどこから嘘なのか分からなくて
信じてた人に裏切られたショックってそう簡単に消せるもんじゃないし
これは、多分経験した人にしかわかんないだろうと思います。「相手を思いやってつく嘘もある」と言うけど、それが嘘だったってバレた時、相手の傷の深さは倍になるんだよねぇ。「この時こう言ってたことも、全部嘘やったんかな?」「どうしてもっと早く本当のこと言ってくれなかったん?」って深みにはまっていってしまうという。
何日か後に章司に再会して、
「もし今度バッタリ会っても声かけないでね あたしもそーするから」
「ほんとにごめん・・・」
「いーよもう あたしにも悪いとこいっぱいあったから」
「でも今思うとお前のわがままなんかどれも大したことじゃなかったのにな」
という会話を交わして、二人とも泣きながら別れるシーンでも泣きました。(泣きすぎ)
でも今思うとお前のわがままなんかどれも大したことじゃなかったのにな
何か同じことを言われたことがあるから余計感情移入してしまった。